Gingerbreadが終わり、時代はIceCream Sandwichへ……
FroyoのIDEOSは完全に時代遅れになったかといえば、そうではありません。
MIUIv4 とは、Android 4.0.4 Ice Cream Sandwichをベースとした巨大カスタムROMプロジェクトです。
Androidに不満を持つ人々がどんどんソースコードレベルで改良点を書き換えているもので、公式とは比べ物にならないくらい使いやすく、設定項目も豊富です。
本家は中国の小米网を中心として開発が行われていますが、その他各国のファンサイトによる開発も行われています。
もともと公式端末の小米手机と、Nexus, HTC, Motorola, SAMSUNGなどの有名端末向けのプロジェクトですが、MIUIv4 2.4.13より、US版ファンサイトのMIUI Americaによって、遂にHuawei U8150 IDEOSがサポートされることになりました。
というわけでご紹介してみます。
特徴
Android 4.0.4 Ice Cream Sandwichベース
- タブレット専用だったAndroid 3.xの各機能が解禁されました。
- ユーザーインターフェイスが一新されました。
- 標準システムアプリが一新されました。
- スペルチェック機能やデータ通信量計測など細かな機能が多数搭載されました。
- その他多数の更新があります。
MIUIv4ベース
- アプリをドロワーでなくホーム画面に表示する、iOS風のランチャーを搭載。
- ホーム画面やロック画面のテーマに対応。
- システムアプリのUIを一新し、機能を大幅に強化。
- OSレベルでの権限管理機能を搭載。
- その他多数のカスタマイズが可能。
導入によるメリット
- 新しいOSを使用することができる。
これが最大のメリットです。
最新のOSであるAndroid 4.0.4 Ice Cream Sandwichの全機能を惜しみなく使うことができます。
- MIUIの独自機能を使うことができる。
通知領域の電源ウィジェットをはじめとした便利な機能が豊富にそろっています。
世界中の有志ユーザーが集まって作っているので、細かいところの配慮も行き届いたユーザー目線の便利な機能ばかりです。
既知の問題
Huawei製のROMではなくMIUIのソースコードをビルドしたものなので、いくつか注意点があります。
- カメラが動作しない。
現在修正に着手しているようです。
- USB接続を認識しない。
Dual SD Mountなどのアプリを別途導入することで代用可能です。
- かなり動作が重い。
流石に数世代違うので動作は緩慢です。
高速な動作を求める場合はLFGideos X1などをお使いください。
導入方法
導入時に/dataは初期化されませんが、初期化が必要なのでTitanium Backupなどで事前にバックアップを取っておきましょう。
- コチラの紹介記事を参考に、最新版のClockworkMod Recoveryを導入します。(導入済みの場合はスルー)
- フォーラムからアップデータをダウンロードし、microSDカードへ書き込みます。
- ClockworkMod Recoveryを開きます。
- “wipe data/factory reset”にて、/dataを初期化します。
- “mounts and storage” → “format /system”にて、/systemを初期化します。
- “install zip from sdcard”→”choose zip from sdcard”にて、転送した”MIUI.us_IdeosU8150_2.4.13_4.0_Eng_Deo_ZipA_Signed_ideosdevzack.zip”を選択し、決定します。
- 導入には少し時間がかかるので紅茶でも淹れて待ちましょう。
- 終了したら、”reboot system now”で再起動します。
- 初回起動にはとても時間がかかるので先程の紅茶でも飲んで優雅に待ちましょう。
- 無事に起動したら成功です。快適なMIUIライフをお楽しみください。
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