4月 012012
 
この記事の所要時間: 37

TF101_ICS.pngEee Pad Transformer TF101が台湾で発売されてから1年。
はじめはAndroid 3.0だったのが、3.0.1、3.1、3.2、3.2.1と進み、そして4.0.3までアップデートされました。
それらを更に使いやすくしようと、何人もの人がカーネルの改造に挑戦してきました。
また、Android 4.0 Ice Cream Sandwichのソースコードが公開されると、それのビルドに挑戦する人も現れました。
Eee Pad Transformer TF101向けのカスタムカーネルが増えてきたので、ここでまとめてみます。

2012/04/09追記:最新の情報に更新しました。

カスタムカーネルの特徴

カスタムカーネルは多数存在しますが、基本的に共通して以下のことを行っています。
カーネルによってこれらの調整内容が違うだけです。

  • ASUS公式カーネルのソースコードをベースとしてビルド。
  • オーバークロックに対応。
  • CFQ, BFQ, VR, SIOなどのI/O スケジューラを追加。
  • CIFS, TUN, NTFSなどのモジュールを追加。
  • Voodoo soundに対応。
  • その他描画や通信まわりなどに細かな変更。

カーネル紹介

Android 3.2.x向け

最古のカスタムカーネル。
オーバークロック:1.6GHzまで
評価:★★★★☆

事実上Netformerを引き継いだ、人気のカスタムカーネル。個体差を考慮して様々な電流値を用意している。
オーバークロック:1.68 GHzまで
評価:★★★★★

最古の人気老舗ROM、PRIME!に搭載されているカーネル。
オーバークロック:1.6GHzまで
評価:★★★★☆

Blades氏が不在の時に開発を引き継いでいたカーネル。
評価:★★★★☆

Android 4.0.3向け

最古にして人気のICS向けカスタムカーネル。
オーバークロック:1.7GHzまで
評価:★★★★★

ICS向けカスタムカーネルの対抗馬。
オーバークロック:1.7 GHzまで
評価:★★★★☆

カーネルレベルでのセキュリティ保護を行うGRSecurityを搭載している。
オーバークロック:1.6 GHzまで
評価:★★★★☆

また増えたら随時追記していこうと思います。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...