Eee Pad Transformer TF101が台湾で発売されてから1年。
はじめはAndroid 3.0だったのが、3.0.1、3.1、3.2、3.2.1と進み、そして4.0.3までアップデートされました。
それらを更に使いやすくしようと、何人もの人がカーネルの改造に挑戦してきました。
また、Android 4.0 Ice Cream Sandwichのソースコードが公開されると、それのビルドに挑戦する人も現れました。
Eee Pad Transformer TF101向けのカスタムカーネルが増えてきたので、ここでまとめてみます。
2012/04/09追記:最新の情報に更新しました。
カスタムカーネルの特徴
カスタムカーネルは多数存在しますが、基本的に共通して以下のことを行っています。
カーネルによってこれらの調整内容が違うだけです。
- ASUS公式カーネルのソースコードをベースとしてビルド。
- オーバークロックに対応。
- CFQ, BFQ, VR, SIOなどのI/O スケジューラを追加。
- CIFS, TUN, NTFSなどのモジュールを追加。
- Voodoo soundに対応。
- その他描画や通信まわりなどに細かな変更。
カーネル紹介
Android 3.2.x向け
最古のカスタムカーネル。
オーバークロック:1.6GHzまで
評価:★★★★☆
事実上Netformerを引き継いだ、人気のカスタムカーネル。個体差を考慮して様々な電流値を用意している。
オーバークロック:1.68 GHzまで
評価:★★★★★
最古の人気老舗ROM、PRIME!に搭載されているカーネル。
オーバークロック:1.6GHzまで
評価:★★★★☆
Blades氏が不在の時に開発を引き継いでいたカーネル。
評価:★★★★☆
Android 4.0.3向け
最古にして人気のICS向けカスタムカーネル。
オーバークロック:1.7GHzまで
評価:★★★★★
ICS向けカスタムカーネルの対抗馬。
オーバークロック:1.7 GHzまで
評価:★★★★☆
カーネルレベルでのセキュリティ保護を行うGRSecurityを搭載している。
オーバークロック:1.6 GHzまで
評価:★★★★☆
また増えたら随時追記していこうと思います。
