SHARPに見捨てられたIS01も、有志によってAndroid 4.0.4 IceCream Sandwichの未来へ行くことが可能になりました。
それにより、現行最新のOSにまで追随している端末となりました。
それも、デュアルブートが可能となっているため、Android 1.6の世界を保ったまま移行できます。
というわけで移転前にご紹介した方法でroot化したベースバンド01.00.16の個体向けの導入方法をご紹介します。
2012/07/06追記: 最新の情報に更新しました。
2012/06/03追記: 最新の情報に更新しました。
更新履歴
- 10月15日 OMXCodec のフレームレートを改善。
- 08月30日 JB on IS01 のパッチをバックポート。
- 07月06日 確保メモリが減少。CPUのオーバークロックに対応。
- 07月01日 OMXCodecが有効になり、音声検索に対応。
- 06月03日 Phone/Tablet UIの切り替えに対応。
- 05月30日 スピーカー音声出力に対応。
- 05月10日 ふたを閉じたら画面消灯に対応。
- 05月06日 GPSに対応。方向キーの回転に対応。
- 05月01日 トラックボールに対応。4.0.4_r1.2ベース。
- 04月30日 加速度センサーに対応。
- 04月27日 トランジションアニメーションに対応。
- 04月25日 GPU アクセラレーションに対応。
- 02月03日 root権限の問題を修正。描画バッファをCyanogenMod 6のものに変更。
- 01月26日 カーネルでIPv6をサポート。Google Appsに対応。
- 01月22日 ブラウザを安定化。キーボードレイアウトの改善。
- 01月19日 ランチャーを安定化。マルチタッチに対応。日本語フォントを搭載。
- 01月16日 ブラウザを安定化。(グラフィック設定を除く)
- 01月15日 qsd8k向けの描画バッファを改善。
- 01月14日 アニメーションスケールをオフに設定。
- 01月10日 Wi-Fi接続に対応。
- 01月03日 タブレット版へ。ネットワークには非対応。
- 12月16日 初期リリース。yuntan氏のものを複製。4.0.3_r1ベース。
用意するもの
- ICS on IS01 最新版(Karma Chameleon様のTwitter アカウントより)
- Google Apps (Android 4.0.3向け)
- ICS向け公式グラフィックドライバ (要アカウント)
- ae2break
導入方法
- 最新版のICS on IS01(ICSonIS01_********.tar.gz)を展開し、system.ext4.gzとubi.imgを取り出します。
- “Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.04.00.03.06.001.zip”を一度を展開し、ディレクトリ構造を維持したまま、再度”Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.zip”として圧縮します。
- 各ファイルをmicroSDへ転送します。転送には少し時間がかかるので茶葉でも用意して待ちましょう。
- ae2breakを導入します。
- Systemを/dataに展開します。展開には少し時間がかかるので紅茶でも淹れて待ちましょう。
- NANDロックを解除し、KernelをRecovery領域に焼きます。
- ICS on IS01向けのSwapファイルを作成します。
- ICS on IS01へ再起動します。
adb push system.ext4.gz /sdcard adb push ubi.img /sdcard adb push Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.zip /sdcard adb push gapps_ics_4.0.3_v10.zip /sdcard
adb shell mkdir /data/local adb push ae2break /data/local/ adb shell chmod 555 /data/local/ae2break
adb shell au rm -r /data/guest mkdir /data/guest mkdir /data/guest/data mkdir /data/guest/cache mkdir /data/guest/adreno mkdir /data/guest/gapps gunzip -c /sdcard/system.ext4.gz > /data/guest/system.ext4 unzip /sdcard/Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.zip -d /data/guest/adreno unzip /sdcard/gapps_ics_4.0.3_v10.zip -d /data/guest/gapps
stop mediayamaha kill -9 `pidof mediayamahaserver` /data/local/ae2break flash_image recovery /sdcard/ubi.img
dd if=/dev/zero of=/data/guest/swapfile bs=1048576 count=256 mkswap /data/guest/swapfile
sync sync sync reboot recovery
初回起動にはとても時間がかかるので先程の紅茶でも飲んで優雅に待ちましょう。
正常に導入できていることが確認できたら、microSDに転送された3つのファイルは削除してしまっても構いません。
コメント
[…] https://lfg-net.com/android/is01/ics-on-is01-android-4-0-4/ この辺を参考にしました。 […]
申し訳ありません、お尋ねしたいのですが、
手順11の後ICSで起動(ANDROIDのロゴが消えてすぐ)途中に、
「Unfortunately,Setup Wizard has stopped」となり、
初期設定以降に進めません。
手順11までは手順通りに進みましたので、
どのように改善すればいいのかわからずお尋ねしました。
BBは16でICSはICSonIS01_20120429から展開しました。
お手数ですが陥りやすいチェック漏れ等ご指摘いただけませんでしょうかm(__)m
何度かトライしてやっとIS01君ICS動きました(^^ゞ
ありがとうございましたm(__)m
同じく「Unfortunately,Setup Wizard has stopped」発生しました。
検証していませんが、Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.zipの作り方が原因かもしれません。
Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.04.00.03.06.001.zipを
\Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.04.00.03.06.001に解凍
→\Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.04.00.03.06.001を
Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.04.00.03.06.001.zipに圧縮
→Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.zipにリネーム
にてUnfortunately,Setup Wizard has stopped
Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.04.00.03.06.001.zipを
\Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.04.00.03.06.001に解凍
→\Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.04.00.03.06.001内の
\systemをsystem.zipに圧縮
→Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.zipにリネーム
にてインストール成功
でした。
なるほど、Windows標準機能の展開・圧縮を単純に行うだけだとディレクトリ構造が変わってしまいますね。
確かに、ディレクトリ構造を保つように一言添えた方がよろしかったかもしれませんね。
このファイルの構造がよくわかりません
Adreno200-AU_LINUX_ANDROID_ICS_CHOCO_CS.zip
└system.zip
├lib
├etc
└テキスト二つ
ということでしょうか?
ステップ5.の
au
は
su
の誤記だと思います
いえ、これで合っています。
記事にありますとおり、この方法は過去記事の手法をベースとしています。
suではなくauとして配置することで、起動時の警告を回避しています。
失礼しました。
返信ありがとうございます。
すみませんが、質問したく投稿させていただきました。
今回の方法が、BB16(01.00.16)向けの導入方法ですが、BB09(01.000.9)でも可能でしょうか?
手順は、一部BB09ように変えて行ったところ、20120603以前のICS4.0.4バージョンではreboot後に黒画面で
フリッカ(点滅)を繰り返し起動せず、20120603以降のバージョンではIS01のロゴ画面表示後にまた再起動
?してデフォルトのバージョン(1.6)が立ち上がります。(ちなみにICS4.0.3は起動しました。)
何か心当たりがあれば、ご教授いただきたく、よろしくお願いします。
BB09となると、おそらくIS01_rooterでのroot化だと思われます。
その場合、NANDロックはae2breakではなく、書き込み場所もrecoveryではなくrecovery_rwになると思います。
自分で試したわけではないので、合っているかはわかりませんが……
連絡ありがとうございます。
書き込み場所は”7jigen labs » ICS on IS01”さんを参考にrecovery_rwしてみましたが変わりませんでした。
「NANDロックはae2breakではなく」とありましたが、別の方法があるのでしょうか?(余り詳しくなくすみません)
以前のICS4.0.3記事ではうまくいったのですが、違いはICS on IS01 の最新版とICS向け公式グラフィックドライバの追加だけだ思うのですが?また何か情報がありましたら、ご教授よろしくお願いましす。
lukeさん
BB07の者です。
私も同じ事象になりました。
「flash_image recovery_wr /sdcard/ubi.img」の実行結果があっという間に出て来ませんか?
どうやら書き込み時に書き込み先とイメージの先頭何バイトかが同じであれば書き込みをスキップするようです。
なので私は一度昔バックアップしておいたrecoveryイメージを一旦書き込んでその後に手順通りに導入した所、成功しました。
ご参考になれば。。
ss2002さん
情報ありがとうございます。
確かに「flash_image recovery_wr /sdcard/ubi.img」の実行結果がすぐに完了しています。
残念ながら、以前Froyoを入れた時にrecoveryイメージをバックアップし忘れて残っていません。
また別な方法を考えてみます。
ありがとうございました。
それでしたら、Marijuana様が公開されているリカバリイメージが利用できると思います。
起動できるようになりました。ありがとうございました。
起動できるようになりました。
ありがとうございました。
イメージ(ubi.img)の先頭2048バイトを読んで内容が同じならflashしないロジックが入っているそうです。
ubi.imgをコピーして、バイナリエディタで先頭2048バイトの一部を書き換えたものを一度flash_imageした後、再度目的のubi.imgをflash_imageすることで書き換えができますよ。
私は、64バイト目以降に0xFFが続いている領域があるので、そこを適当な値に書き換えてます。
貴重な情報ありがとうございました。
別方法で起動できたので試していませんが、バイナリエディタで見てみると確かにその通りですね。