【Ubuntu】 Unityをもっと使いやすく強化する方法

UnityFox.png Ubuntu 12.04 LTS Precise Pangolinでは、LTSとして初めてUnityを搭載しました。
Unityはそのままでもキーボード派には十分使いやすいですが、改善の余地は十分にあります。
そこで、今回はUnityを使いやすく強化する方法をまとめてみました。

Launcher

Unity Revamped

Ubuntu 12.04 LTSのUnityには、旧バージョンのUnityにあったいくつかの機能がなくなっています。
Unity Launcherをウィンドウが重なっている場合のみ非表示にするオプションと、Unity Launcherのアイコンをクリックで最小化する機能です。
それらを復活させたい場合は、過去記事よりどうぞ。

UnityFox

UnityFox.png FirefoxのダウンロードマネージャーはChromeのようにUnity Launcherに進捗状況を表示してくれません。
しかし、Unity integration for Firefox(通称:UnityFox)という拡張機能を導入することで対応させることができます。
UnityFoxはコチラよりダウンロードできます。

Application Menu

LibreOffice

lo-menubar.png LibreOfficeはUnityのAppMenu (グローバルメニュー)に対応していません。
しかし、menubarという拡張機能を導入することで対応させることができます。

sudo apt-get install lo-menubar
Application Menu

AppMenu_Overlay.png UnityのAppMenu(グローバルメニュー)は画面を有効活用するための素晴らしい解決策ですが、Windowsに慣れている方々には少々使いづらいかもしれません。(Mac OS Xはこの挙動)
過去記事でご紹介したとおり、手動で無効化することができます。

sudo sh -c 'echo "export UBUNTU_MENUPROXY=0" > /etc/X11/Xsession.d/81ubuntumenuproxy'

FirefoxとThunderbirdはアドオンで実装されているため、アドオン”Global Menu Bar integration”を手動で無効化してください。
再ログオンすれば無効化されているはずです。

また、再び有効化することもできます。

sudo rm /etc/X11/Xsession.d/81ubuntumenuproxy

FirefoxとThunderbirdのアドオンは手動で有効化します。
再ログオンすれば有効化されているはずです。

Indicator

通知領域

systray_whitelist.png Unityのインジケーターを普及させるため、UbuntuではGNOMEの通知領域が意図的に無効化されています。
しかし、JavaやWineなどは例外処置として表示させることが可能になっています。
その例外一覧を編集して通知領域を復活させてみます。

gsettings set com.canonical.Unity.Panel systray-whitelist "['all']"

また、dconf Editorを導入している場合は、dconf Editorの”desktop”→”unity”→”panel”を開き”systray-whitelist”欄に’google-chrome’などと項目を主導で追加することで、特定のアプリだけ通知領域を有効にすることも可能です。

Indicator

インジケーターを導入すると、Unity パネルを有効活用することができます。
こちらは憩いの場様が「Ubuntuで動くインジケーター・アプレット Part1, Part2, Part3」として、とても詳しくまとめられているので、そちらをご参照ください。
その他、省電力化してバッテリーを長持ちさせる”Jupiter”や、Google カレンダーの予定を表示する”Calendar Indicator”、Shutterをインジケーターに対応させる”Indicator Shutter”などがありますので、興味がある方は他にも探してみてください。

Dash

Lens/Scope

Unity DashのLensやScopeは追加することが可能です。
私は初期状態のまま使用しておりますので、Linuxは俺の相棒様の記事うぶんつ通信様の記事などをご参照ください。

その他

Overlay Scrollbar

AppMenu_Overlay.png Unityのオーバーレイスクロールバーは画面を有効活用するための素晴らしい解決策ですが、FirefoxやChromeなどの主要アプリが非対応で統一感に欠けます。
こちらも過去記事でご紹介したとおり、手動で無効化することができます。

sudo sh -c 'echo "export LIBOVERLAY_SCROLLBAR=0" > /etc/X11/Xsession.d/80overlayscrollbars'

再ログオンすれば無効化されているはずです。

また、再び有効化することもできます。

sudo rm /etc/X11/Xsession.d/80overlayscrollbars

再ログオンすれば有効化されているはずです。

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